じぶん書店は書店にとどめを刺す?

じぶん書店 ビジネスモデル

電子書籍のアフィリエイトサービス

電子書籍専門のアフィリエイトサービス。これだけでは影響は小さいでしょうが、今後拡大していけば、確実に実店舗を脅かす存在になるでしょうね。

講談社があらたにスタートした「じぶん書店」というサービスは、自分の好きな書籍をあつめた電子書籍の書店を作ることができるサービス。

ユーザーは会員登録の後、講談社が展開する約3万2000点の電子書籍からタイトルを選択し、推薦コメントを入力するだけで、自分がラインナップを選んだ電子書店を無料で開設できる。未読の書籍でも販売が可能。TwitterやFacebookなどのSNSにコメントをシェアする「PR機能」も備える。

 書店を運営するユーザーには、書籍を販売するごとに10%のアフィリエイトがコインで提供される。コインはエクスチェンジサービスと連携しており、書籍の購入や書籍の拡張以外にも、ほかのポイントやマイルへの交換が可能。

ビジネス書なんかで考えるとわかりやすいでしょう。何らかのテーマを学ぶとき、何から学んでいいのかわからないですよね。 そんな時に初心者が読むべき書籍を順番に教えてくれたりしたら助かります。

このサービスの立ち位置って、アフィリエイトというよりも知ってる人が教えてあげた見返りに報酬が入ると考えると脅威です。 例えば好きなマンガを熱く語るような人間が、書店のライバルになるようなもの。 もう仕事で本屋に勤務しています。くらいでは太刀打ちできません。

現実にはそんな熱い店員もいるのですが、好きなジャンルばかり扱うこともできないわけですね。 でも、「じぶん書店」では趣味のノリの人たちがどんどんPOP以上のコメントを書いておすすめしてくれる。それが収入になる。

これ、本屋だから「へー」なんて思いますが、あらゆる業種でも起こりうるでしょうね。 楽天やアマゾン、ヤフーショッピングなどで扱ってる商品ならなんでもできちゃうんですから。

しかもSNS。 キャッチコピーとかも大切ですが、質問できたりしたらこんな助かることはないでしょう。 そして答えたらアフィリリンクを踏んでくれる。 いや逆に、質問した人は相手の収入になることを承知で、アフィリリンクを踏むことになるでしょうね。

格安スマホなんかで考えてみてください。 CMや雑誌の特集とかを見ても迷ってしまいますよね。 広告は見かけて興味はあるけど、どうしていいかわからずスルー。

でも友達なんかが教えてくれたら、あっさり契約変更とかね。 こういう時に、教えてくれた友達の報酬になるようなもの。 親切な人ほど収入が増える仕組みと言ってもよいくらいです。

ただ物を横流ししているだけとか、自社が扱える物だけ売るとかは、顧客の要望に応えることは厳しいでしょう。 もっとも、こういう仕組みも取り込んじゃう実店舗だったら、むしろプラスになるサービスですけどね♪

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