リモートワークとコミュニケーション
リモートワーク導入で重要となるのは社員同士のコミュニケーションの確保です。
当たり前ですが、メールやチャットにより情報のやり取りはできます。コミュニケーションとは違うということに気づかなければなりません。
理想的なコミュニケーションとは言葉を発しなくても顔を見ただけでお互いが理解できる状況ですが、リモートワークの導入により顔を見ることが難しくなります。
テレビ会議という手段はありますが、それでは不十分だと感じてしまいますからね。
リモートワーク導入で業務をスムーズに進めることができた企業は、ズバリいかなる感じか点に注意しているのでしょうか。
ネットワーク上でも通常の会社と同じような雰囲気を作り出すことです。
ちょっとした疑問や相談事を誰かに伝えたい時に、人がどこにいるのかを見えるかする手法が注目されています。
当たり前ですが、物理的に近い距離にいるわけではありない。パソコンの画面上で相手がズバリどのような状態なのかを確認することが可能なのです。
在席中や離席中のアイコンがあれば、チャットで声掛けをできるかどうか判断可能です。
火葬的なオフィスを作り上げているのです。
業種によってリモートワークをしやすい場合と難しい場合がありますから、すべての企業で同じ方法での導入は不可能なのです。
自分たちが働きやすいリモートワークを作り上げることがポイントです。
コミュニケーションを重要視しなければならないのは、仕事は一人でやるのではなくグループを基本としていることを意識することです。
協力してもらうためには自分が置かれている状況、抱えている問題を相手に伝えることです。
簡単なようですが意外と難しいために、コミュニケーションがうまく行かなくなるのです。
多くの人が働く職場であれば、その影響は大きくなります。
インターネットやスマートフォンに慣れている世代であれば、リモートワークによる働き方のハードルは低いと考えられますが、中高年になると違和感を持つ人が大半です。
管理職レベルがリモートワーク導入に対応できなければ、会社はうまく周らない。
日常生活の中に仕事を持ち込むのではなく、働く場所を限定しないことがリモートワークの基本的な考え方です。