不安に押しつぶされそうになったら?

不安に押しつぶされそうになったら?

不安に押しつぶされそうになったら?

テレワークや自宅で勉強していると、人と会うことが少なくなり、メールやチャット、電話など、相手の顔が見えない状態でやり取りすることが多くなります。そのため対面で話していた時には感じなかった不安に押しつぶされそうになることもありますよ。このような不安な気持ちを抱えていては、仕事へのモチベーションは下がり、やる気が出ない状態が続いてしまいます。

 

ある精神科医の話によると、「モチベーションは行動することにより起こるものなので、休んだ状態が続くと元気がなくなってしまう」と言います。長い間、人と会わないでいると、行動による他人と関わりや、出来事に対する確認ができなくなります。そして、悲観的に思い込むようになり、不安や心配にとらわれてしまうのです。

 

よくある例を挙げると、「メールを送ったけど、その相手からなかなか返事がなくて不安」というケースです。つまり、相手の顔が見えないことで、何を考えているかいかなる感情なのかわからず、1人で落ち込んだり自己嫌悪になったり、どんどん悲観的になってしまうのです。メールやチャットでのやり取りが多くなるテレワークは、まさにそんな感じの状態に陥りやすい状況です。

 

このような状態をエスカレートさせてしまわないように、自分から相手に事実の確認をするようにしましょう。「返事がないけど確認してくれたかな?」「相手を怒らせてしまったかな?」「失礼な言い方だったかな?」など、不安に思うことがあれば、メールをもう一度送ってみたり、電話をかけたりして、相手の真意を確認してください。相手の気持ちや考えがわかると、不安でやる気が出ない状態から一気に気持ちが晴れて、やる気がみなぎってくることもあります。

 

それでも不安な気持ちが消えなかったり、相手の考えていることを確かめられなかったりした場合は、不安な気持ちや心配ごとを紙に書き出してください。そうすることで、自分の状況を客観的に分析することができるのです。

 

例えば、自分が作成した資料に関して、上司から間違いを指摘された時、「自分は仕事ができない人間だときっと思われている」「間違いが多くて呆れられているかもれない」とネガティブな思考に陥ってしまったら、心を落ち着かせて今の状況を書き出しましょう。書いたことを客観的に見てみると、状況をいろんな角度から見ることができ、ネガティブ思考から抜け出すことができ、間違いの修正に冷静に取り掛かることが可能なのです。

 

不安や心配な気持ちを取り除き、ネガティブな思い込みをなくすことができれば、モチベーションも上がってくるはずです。

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