紀伊國屋書店のビジネスモデル?
村上春樹の新刊「職業としての小説家」を紀伊國屋書店が9割ほど直接買い占めたってニュース。 アマゾンなどのネット書店ではなく、実店舗の書店で購入してもらうらしい
初刷りの大半を国内書店で販売することで、ネット書店に対抗し、出版流通市場の活性化に向けて、具体的な一歩を踏み出します。この試みは、株式会社紀伊國屋書店が今年4月に大日本印刷株式会社(代表取締役社長 北島義俊)と設立した合弁会社「株式会社出版流通イノベーションジャパン」が検討を進めている買切り・直仕入というビジネスモデルの一つのパターンと言えます。
独占販売するのではなく、大手取次店や各書店の協力を得て、注目の新刊書をリアル書店に広く行きわたらせ、国内の書店が一丸となって販売するという新しいスキーム
プレスリリースによると、よくわかりませんが「ネット書店に対抗」、「リアル書店への充実」とはうたっていますね。 ただ気になるのは【お客さんを無視】という致命的な問題があります。
結局やってることは、全部が自分の都合だけだよ、、、ね? たぶん現場の社員も感じているでしょう、変な売り方だと。
それでも最悪、「アマゾンでは在庫切れで近くの書店に買いに行ったよ。」 なんて声がブログとかでもあがれば目先の利益とは言え、意味がなくもないですよね。一応想定通りですから。
ところが、さっき(2015/09/10)アマゾンをみたら在庫あるし・・・
自分が変わらなければ結果も同じ
出版業界って衰退産業の代表ですよね。書店もどんどん減ってますし。 で、この結果を生んでいる人たちが考えた戦略です。 そう考えれば、当然おなじような結果になるのが当たり前。
本屋で買って欲しいなら、本屋で買う理由が必要です。 ネットで買うようになったのは、リアル書店よりネット書店で買う理由があるだけですから。
それにビジネスモデルであるならば、顧客のメリットが必要です。 が、今回は読者のメリットはありませんよね? いつもリアル書店では売り切れていて困っている。なんて問題もないですから。
結局、崩壊寸前の業界ですから、自分の利益しか考えられないのでしょう。 でも余裕がなければ私たちでも同じです。 不安や困っているときには、深く物事を考えられません。 ※その状況を作っているのが振り込め詐欺ですね♪
そう考えると、上手くいっている時にどれだけ次の展開を考えられるか? こういう未来予測のスキルが必要なのでしょう。
だって困ってから考えるってことは、困る状況という結果を作った考え方。 その考え方のままでは、どれだけ考えても困る結果しか発生しませんから。 森元総理は総理を辞めても問題ばかりってのと同じです。
WEBでも注意が必要
私たちも気をつけなくてなならないのですが、人の考えや意見はそれぞれ。 だからその人の結果をシビアに見極めないといけません。
社内にWEB担当の人間を増やしたけどパッとしないのでリニューアルさせる。 ありがちなパターンです。 でもダメだった担当者にもう一度やらせても結果は同じ。 人間はそうそう変われませんから。
でもWEBだと客観的な審査でWEB担当者の実力を見極められます。 AさんとBさんとCさんがいたら、会社名でブログでも作ってもらえばいい。 そして「検索順位」「アクセス数」、「反応数」という結果を必ずひもづければいいんです。
ツイッターでもいいですね。何人にフォローしてもらえるか? リツイートしてもらえるか? ファボられるか。 今ならツイッターアナリティクスでエンゲージメントでもいいですね。
こういう業務に直結する数字だと公平ですから、不満もでません。 文句があればまずは結果をだしてね♪ というだけですからね。
「できます」、「しってます」、「わかります」という言葉には意味がないので、ちゃんと行動と結果でみること。 これだけでWEBはスベりません。
SEO会社の営業電話、「絶対できます!」と言うところは、絶対に仕事ができないといわれています。 今どきスキルがあれば、営業活動なんてやってる暇はないですし・・・
結果が出てない人のアイデアは、結果がでないアイデアであり、結果がでない意見かつ、結果がでない考え方なのですから。
経営者としては「担当者を信じていた」とか、「任せていたのでわからない」、「経験者に任せている」、なんて言っている状況ではないということですね。
逆に、同業のライバルが根拠のない自信なんかでやってくれると、とても助かりますけどね。 きゃは♪
ちなみに、紀伊國屋書店のオンラインショップではポイント付きで売ってますけどね(爆) ここまできたら、値引きもやっちゃいなYO!
紀伊國屋書店としても、ネット書店に対抗と言いつつも既存の書店は捨ていているってことですね。 でも悪いことではありません。大人の世界は大変なのですよ。
うっきゃんきゃん♪
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