デザインは最後に決まるもの
喪服を着てから行き先を考える人がいるでしょうか? 多くの方は喪服を着たら葬式でしょう。 WEBのデザインも同じです。 色や形などは、結果的に最後に決まるものなのです。
新国立競技場でわかるように、デザインを優先するとめちゃくちゃになります。 デザインも見直すそうですが、安保法案は通す安倍政権でもデザイン重視は通らないんですね。そのくらいむちゃくちゃ。
たまたま今回は世論の大反対によって見直しになるそうですが、一般企業のホームページをデザインありきでつくったら、厳しい結果が待っているのは当然でしょう。
なぜデザインで失敗するのか? 日本語でのデザインは外見、見栄えですよね。 でもDesignを日本語に訳すと「計画」です。 本来は色や形などの見栄えという意味ではないのです。
プロのデザイナー
今回のデザインは「斬新だ」と言われてたらしいですが、目的がありません。 ということは、このデザインの結果は「斬新だ」と思われるだけのデザインだったわけですね。
アーチが特徴的ならば、そのアーチはなぜ必要なのか? 一流のWEBデザイナーはならば、ここのこの色はなぜこの色なのか? というところまで考えて作ります。(私ではない。)
野球の野村監督が、キャッチャーに配球のすべてに理由を求めたようなものですね。 適当にやっていると、質問に答えられない。これと同じですね。
で、WEBでは作ったページでテストを行い、結果を調整していきます。 WEBの場合は数字に表れるので、キャッチコピーやらバナーデザインやらで反応を変えるわけです。 1パターンだけを作るなんてこともありません。
できたらゴールではなくて、できたらスタートなのです。 でも作りっぱなしって場合も多いんですけどね。
WEBデザイン失敗パターン
私が見てきた中で思い返すと、結果が出ないWEB業者はデザインのラフからつくるのです。 え?それは普通じゃない?と思うかもしれませんが、これが喪服を着ちゃうのと同じなわけです。
イメージカラーは信頼感のある青系で・・・ トップには御社のロゴを大きく新着情報と企業理念を・・・ って続くことが多かったですね。 自分の外見だけの話しかしてないですよね。
ちなみに売れるパターンは、お客さんが具体的になっていました。 「市場調査」、「ターゲット調査」などを行って、検索的には「○○」と検索する人はこういうい気持ちだろうから・・・ と人の心理やデータを元に話します。 ※PPCの広告文との連携が必要。
検索だったら検索キーワードに対する答えが、ページになっているわけです。 そしてその内容をよりよく伝えるには、青系です。 などのように最後に表面上のデザインが決まります。
デザインから決めて売れないホームページを作るのは、全身ブラックでシャネルみたいに決まってるんだけどナンパされないな~。 みたいな話です。 そりゃ声かけないでしょ・・・
まぁ、喪服を着てから行き先を決めるな! ってことです。 名言だなこりゃ。
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