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レッドブルの裁判

レッドブルの裁判 マーケティング

レッドブル、翼ではなく10ドル授ける 米の集団訴訟で和解

「翼をさずける」のキャッチコピーで宣伝してるけど、羽が生えないとして訴訟へ。 そしてその結果、約14億円で和解。元記事:MSNニュース

米ニューヨーク(New York)のモレリ・アルターズ・ラトナー(Morelli Alters Ratner)法律事務所によると、虚偽広告で訴えられたオーストリアの清涼飲料メーカー、レッドブルは最近、1300万ドル(約14億円)の支払いで原告側と和解した。

こんなキャッチコピーで訴えられて、支払いまでするとは・・・

と思ったら、これ、逆にマーケティングですよね?

米国在住で、2002年1月1日以降にレッドブルを購入した人なら誰でもこの集団訴訟の原告団に参加し、10ドル(約1080円)の現金、またはレッドブルの送料負担で約15ドル(約1600円)相当のレッドブル製品2点を受け取る資格が得られる。だが上限は1300万ドルになっているため、希望者が130万人を超えた場合は1人当たりの金額は減ることになる。

購入者に現金か、レッドブルで支払う。 って、なんかキャッシュバックと同じだし。 なにより上限が1500万ドルで、人数が増えれば一人あたりの取り分が減る。

こうなると、レッドブルの購入者は早めに申請しないともらえなくなるんじゃないかと不安になりますわな。 レッドブル側としては、人数が増えても上限の予算が決まってる・・・ 完全に広告費としか思えない使い方。

購入を証明するレシートや領収書も必要なく、いわば自己申告。 だったら俺も飲んだことあるよ・・・ という人だって申し込める。 拡散するには十分な効果があるでしょう。

実際、サーバーもダウンするほどの人気ぶるというから、トラフィックSEOとしても抜群の効果があるでしょう。 申し込みということは・・・ リストもとりますよね? パーミッションとっておけば名簿を集めているようなものです。

でもさすがに広告として考えると、14億円(1300万ドル)は高すぎると思うかもしれません。 でもウィキ先生で調べてみると、2009年の売上げ本数は39億本で、売上額は32億6800万ユーロ(およそ3500億円)

こちらのエナジードリンク市場のデータでは、2011年には5000億円。 広告費を安めに1割と考えても、500億。まぁアメリカだけと考えても300億円程度(←適当)は予算があるでしょう。

逆に、市場ナンバーワンの企業を考えれば、効率のよいプロモーションにしか思えないですけどねぇ。 これで人の気を引きつけ、関係性をつくり、莫大なリストも作成できる

お金と知恵があるってのは、うらやましいことですね♪

 

 

 

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