アフィリエイト広告とは
- 売れたら払う、完全成果報酬の広告
- こんな会社も? アフィリエイト活用会社
- SEOやPPCとは違うの?
- メリット、デメリット
ありがたいことに、関わる案件の多くは、予算はあるという企業さんばかり。 別にお金が余っているわけじゃなく、さすがにコストがかかるのは承知しているってことです。 ありがたや、ありがたや。
まぁ集客の話だと最近ではネット集客ではアフィリエイトの話がでます。 この時にWEB担当者や経営者にまず知っておいて欲しいのが、アフィリエイトとは?ってことなんですわ。
だってSEOやPPCは広告代理店が営業電話などをかけてくるので、多くの方は存在も知ってるでしょ。 でもアフィリエイトともなると、運用できるWEB業者ってのは少ない。 その結果、知る人ぞ知るネット広告のようになってしまってるわけですな。
そこでなぜ「アフィリエイトとは?」からなのかというと、前提知識の共有が必要だから。 だって前提知識が無い場合は、でてくるアイデアや戦略も限られるわけですよ。
サッカーチームを作りたいのであれば、選手は最低11人必要だってことを知らないとヤバいよね? いや誰でも知ってるだろ。って思うだろうけど、じゃぁSEOならどうよ?
「えすいーおー」じゃなくて、「SE●」ってエロい言葉を伏せ字にしてると思ってる人もいるわけだよ。いや、知らんけど。 でも中学生とか見たら「S・E・O」って絶対エロいはず。
なんにせよネットでは変化のスピードが速い。 ちょっと前に本で読んだりセミナーで聞いた話なんてのも、今では逆効果やルール違反になっていることも少ないんです。 「目から鱗が落ちました!」なんつって来週にはまた別のセミナーに行ってる人とかは大丈夫でしょうけど。
なのでこの情報も古くなってしまうでしょうが、これをきっかけに定期的な情報収集をおすすめします。
売れたら払う、完全成果報酬の広告
アフィリエイトとは、いわば代理店制度。商品やサービスを紹介して、成約したら手数料が支払われるしくみです。 affiliateの日本語訳が「提携」ですので、販売パートナー制度、という感じですね。
つまり完全出来高払いの広告です。 アフィリエイター=セールスマンと思って良いでしょう。
今どきは特別な販売方法ではなく、WEBではこのアフィリエイトのおかげで、業績を伸ばす企業は珍しくない。 個人としては副業としてのメリット、法人としてはスパム行為などのデメリットなどもありますが、なんでも使い方次第ってことですね。ここらへんは後日。
でも逆に、アフィリエイトをやってみたけど、上手くいかない企業も多いはず。 終了のお知らせがくるからね。 このタイミングでアフィリエイトを運営できないなんて、大丈夫なのか? って心配になっちゃいますが。
まぁ失敗する理由はかんたんで、WEB担当者のスキルが低くて状況を把握できないのです。 というか、上手くいっているのか失敗しているのかもわからない・・・
状況を把握できない理由は、単純に知識不足です。 プログラムを組めるエンジニア、ホームページを作れる、きれいなバナーを作れるデザイナー、社内でパソコンに詳しい社員・・・ という人たちでは、まったくジャンルが違うのです。
重要なのはマーケティングスキル。 どこに展開して、何にいくら使って、何がどう成果になっているのか? その結果を見て、どう改善していくのか? という全体像(作業はできなくてもOK)を把握できるかどうかが大切なのです。
例えば競馬だったら、馬券を買う前に予想をしますよね。 そしてレース結果で当たり外れ、配当金で収支がわかります。 当たり前っちゃぁ当たり前。
これ、レース結果も確認しない。 レースの収支、1日の収支、ギャンブルごとの収支も計算しない。 勝っても負けてもその時しだい。 それじゃギャンブルだろう!
えぇ、いいんですよ。競馬はギャンブルですから。
だからアフィリエイトをギャンブルにしないためには、数字で管理できるWEB担当者が必要だってことです。 アフィリエイトに限らないですけどね。
こんな会社も? アフィリエイト活用会社
有名な所では、楽天アフィリエイト、アマゾンアソシエイト、ヤフーアフィリエイト。 これだけでもわかるように、ネットの販促ではアフィリエイトは不可欠なわけです。 これらはECサイトにくっついているアフィリエイトです。
そしてアフィリエイト専用のASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)が、A8-NET(エーハチネット)、アクセストレード、バリューコマースなどの専門サービスです。
商品やサービスを売ってくれるアフィリエイターを探している企業と、実際に集客を代行するアフィリエイターのマッチングを行うアフィリエイト広告代理店ですね。 最近は上場企業も現れるなどガッポガポの業界です。
ちなみに、@cosme(アットコスメ)や、価格.com(カカクコム)なんてのもアフィリエイト併設だったりします。 商品が売れたらバックがあるんですね。
このくらいアフィリエイトってのはすでに浸透していたりします。 でもデザインやSNSなどのように表向きな派手さはないので、活用法となると知る人ぞ知る方法となっているわけです。
楽天やアマゾンを知ってる人に、楽天アフィリエイトやアマゾンアソシエイトを聞いても知らない人が大半でしょう。 そういうことです。 だからこそ、知ってると知らないでは、見えない圧倒的な差がついていくわけです。
SEOやPPCとは違うの?
この話をすると、SEOやPPC(リスティング広告)とは違うの? と聞かれるのですが、違います。 ジャンル自体が違うのです。 アフィリエイトは、アフィリエイト広告で、SEOもPPCも(メールもSNSも)使います。
SEOの場合はわかりにくいのですが、PPCの場合は広告主としての審査があるので明確です。 それは、アフィリエイトの場合は「提携」か「アフィリエイト」を広告文に入れるのがルールだからです。
「プロアクティブ」と検索したところ、プレミアムポジションに5個の広告があり、そのうち4つが「提携」です。 つまりアフィリエイターがこれだけ広告出稿をしているわけですね。
プロアクティブはニキビの治療薬。 マス広告のテレビCMまでやってたくらいですから、広告全般のスキルも経験もある。 その企業は、っかりやっているということです。(リスティングOKかは不明)
この場合は、自社でPPC出稿をしつつ、アフィリエイトもやっている。(まぁSEOもやっているでしょう。)
メリット、デメリット
こんなアフィリエイトですがメリット、デメリットがあります。 まずWEB担当者の場合は、上記のように現在ネットで起きていることの把握、そして対策する必要があるわけですね。 経営者としてはこれらをやらせると。
考えてみてください。もしプロアクティブがライバルだったら、あなたの商品はどうやって展開していけばいいのでしょうか? 突飛な方法もあるでしょうが、普通に最低限このくらいはやっておく必要があるわけです。
アフィリエイト広告の大きなメリットとして成功報酬制。 あなたの商品を売ってくるから、売れたら手数料ちょうだいね♪ です。 つまり売り上げがセットになっています。 売れた利益の一部から手数料を払えばいいだけ。
もし普通の広告だとすると。 大手がマス広告だけやって、アフィリエイトやっていなければ、売れても売れなくても広告費用が発生します。 まったく売れなくても、安くて数百万円~の支払い義務が発生します。
しかしアフィリエイト広告の場合は、売れた場合のみ支払い。売れなくても登録料の数万円程度なわけです。 売れた分だけお金を払えばいい。 だから完全出来高払いのセールスマンなのです。
反対にデメリットは、知らないとできない。 これにつきます。 どれだけメリットがあっても、知らなければやろうとも思えないですからね。
まぁ、アフィリエイトをやるやらないは別として、WEBを仕事にしている場合は知らないとまずことです。 状況を把握しておかないと、アイデアもプランもでませんよね。 恐山のイタコでもない限り、知らないことを思いつくなんてありえません。
だから、このくらいの基礎知識は知っておく必要あるわけですね。 まぁ別に知らなくても他社で気づいたところはサッサとやるだけですけど。
ん?? だったらいっそのこと、一生知らないままでいる。 というのも選択肢のひとつかもしれませんけどね。 うっきゃんきゃん♪