SEOは儲かってからでいい

SEO対策を行う順番

こちらの記事、【メガネスーパーのネット販売が好調、ＥＣ売上高が４割増に】に、メガネスーパーのネット通販の好調さが記事になっています。

ECサイト（ネットショップ）でも、PPCは上記の画像のようにちゃんと出しています。Yahoo!検索×クーポンなんてのもあるんですね。

まさに2015年に非常にうまく行っている企業は、どのような施策をやっているのか？　いまさらECサイトですから、たまたま新しいツールでハマっただけではなく、しっかりと事業をデザインして結果を出したんでしょう。

「ＬＩＮＥ」や「メルマガ」の内容や、内部で使ったツールは記事になっているのでとても興味深いです。　毎日趣味の日記を書きました。とか、フェイスブックにランチや風景写真で「いいね！」を集めました！じゃありません。念のため。

【今期もサイト内検索機能の改善やＳＥＯへの対策など自社通販サイトを強化する計画で】とあります。

つまり、PPC広告やSNS、メルマガはやっている。　でもSEO対策は力を入れてやっていなかった。ということです。

これが上手くいってる人たちの考え方。　もちろん唯一の正解ではありませんが、と現実に結果を出している人たちの考え方です。

SEO＝検索エンジン最適化。　といっても、検索結果の上位に出す方法。というニュアンスで語られます。　SEOやるぞ！と行った場合、【１】Googleの言うとおりに正しく作る　【２】検索上位に出してガッポガポを狙う　の【２】ですよね。

つまりSEOと言った場合、どっちのニュアンスなの？というのは確認しておく必要があります。　正しいことをやったけど、検索にまったくでませんね。　なんてことは良くある話ですから。

でもそれ以上に、検索エンジンの順位を決める基準がとても不安定というのが問題なのです。　2015年の例では、「SEO」の検索結果に「セオサイクル」が上位表示されていた問題が有名です。

パンダアップデートだ、ペンギンアップデートでGoogleは賢くなった。　コンテンツの時代だ。なんて専門家が言ったところで、現実にはまったくもって不安定なのが検索エンジンなのですから。

あなたが何かのプロならば、専門情報で確認してみればわかるでしょう。　その業界の正しい情報、まっとうな意見の順番に検索順位が並んでいるか？ということですね。

もちろんSEOはやるにこしたことはないのですが、通常のビジネスでは入れ込まないこと。優先順位は後回しがおすすめです。　理由は上記のとおり、高品質なことをやっても、まだGoogleは判断できないからです。

つまり、ルールは決まっているけどジャッジをする審判の質は低い。　だからSEOなんかにかまけてないで、PPCなどでビジネスをやった方がいいわけです。

PPCとSEOはどっちを先にやるべきか？　まぁWEBでは常識だろうと怒られそうですが、PPC広告です。　理由はかんたんで、PPCなら効率よく利益を生むキーワードがわかるから。

PPCではSEOと比べて短期間で多くのコンバージョンキーワードが（注文に至ったキーワード）がわかります。　あとは儲かるキーワードでSEOもやればいいだけ。そんだけ。

SEOでは、まず多くのキーワードでアクセスを集めること自体が困難なわけです。　上位表示に３か月だとして３か月後にアクセスがないキーワードだとわかった。　なんてのは笑い話にもなりません。

確かにエジソンなら、このキーワードではアクセスが集まらないという結果を得た。という名言になるでしょうが、我々凡人ではただの痛い話です。

１キーワード３か月。　１年で４キーワード。１０キーワード同時並行でやっても、１０年で４００キーワードしかわかりません。　エジソン超えには寿命が足りないわけです。

なので、寿命が１００年足らずの私たちは、さっさとPPCで儲かるキーワードを見つけた方がいいよ、ってことです。

いやいやでも、だいたい儲かりそうなキーワードってわかるでしょ？と思うかもしれません。　　じゃぁ例えば上記のメガネスーパーだったら、どんなキーワードで出しているでしょうか？

「メガネ」、「メガネ通販」、「メガネ購入」など、通常は売れるとされるキーワードは広告出稿してなかったりします。※環境やタイミングかもしれません　

じゃぁ、「メガネスーパー」以外は出してないんじゃない？　と思ったのですが、違いました。　なんというキーワードで広告を出していると思いますか？

わかりましたか？　当たればあなたも同じくらいのセンスがあるということです。

見つけたのが「コンタクトレンズ　通販」や、「激安　コンタクトレンズ」など。　ちゃんと記事を読めば、コンタクトレンズが主力だって書いてありますしね。

まぁ実店舗の経験があるので、メガネよりもリピートのあるコンタクトの方が継続収入になるってのは分かっていたことかもしれませんが。

でもわからなくても、「メガネ系」でかかる広告費用と売り上げ、同じく「コンタクト系」で数字にすればあきらかなことですよね。

数字で明らかにしておくと、○○の方がいいんじゃないか？　私は○○だと思う。　という無責任な意見に振り回されることもないわけです。　その意見でPPCだして、結果を共有すればいいだけですから。

素人の思い込みで、儲からないキーワードでがんばっても儲かりません。　プロは実際に調査してから、がんばっているのですから。

SEOは、PPCで儲かるキーワードを明らかにしてからの方が、ビジネスの取り組みとしてはよろしいのではないかと思います。はい。

ちなみに、ちょうどメガネスーパーECサイト成功の秘訣をセミナーで教えてくれるそうですよ。