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危険なWEB担当、3つの特徴!あなたの会社は大丈夫?

ネットのリスク対策

危険なWEBまわりの危機管理

免震偽装から学ぶ、WEBの危機管理

【東洋ゴム工業(大阪市)製の「免震装置」が国の認定基準を満たしていないことが国土交通省の指摘で判明した。】 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150316-00000022-mai-soci

免震に関してはWEBには関係ありません。 しかしこの事件を防げなかったしくみは、WEBの中で日常的に行われていることとかわらないです。 ただし、WEBの場合は故意とは限らず、天然で起きてしまっていることもあります。

そんな危険なWEB管理、3つの特徴をご紹介します。

責任者の実力不足

まず、免震偽装を行った担当者です。 故意であれば、人間性。 不注意であれば仕事のスキルに問題があったということでしょう。 人間性、技術的にも任せた担当者の絶対的なスキル不足だったということですね。

WEBの場合、担当者を適当に決めることが多くスキルもピンキリです。

ワードプレスがいじれるから○○さんね。 とか、広報でいいんじゃない? など、知り合いの外注に任せるよ。 などがよくある適当な選出方法です。 適当かどうかは、結果がでてるかどうかで判断すればいいわけですね。

正社員を募集しても、今のご時世では、能力の高い技術者が市場で求職することはまずありません。 自分で稼ぐか、ヘッドハントされてしまうからです。

例外的には、社内で実績を上げられるように育てられた場合でしょう。

そして、ミスや不注意の場合、人間は間違いを犯しますし、新しいことにチャレンジすれば失敗します。 失敗がイヤなら何もしないことです。 もっともチャレンジする他社に食われるわけですが。 つまり、ミスや失敗自体は「仕組み」から考えれば、あまり大きな問題ではありません。

大切なのは、「仕組み」としてこれらのような問題ができないようにする必要があります。 具体的な例としては、システムのセキュリティが甘ければ、不正行為を招きます。 仕事量のキャパが多すぎれば、手抜きを招きます。 

個人のがんばりなどアテになりません。 がんばらなくても結果がでる仕組みが必要でしょう。

1人の担当者にまかせきり

どんなに優秀でも、1人で出てくるアイデアは限界があります。 自分の少ない知識だけで考えてて、思い込みで結論をだす。 もちろん、その1人がスティーブジョブズのような人なら別ですが。

日々の業務では、単純に面倒だな・・・ というような場合。 手抜きをしないためには人間性が必要です。 ほかにも、うわミスったけど、小さいトラブルだし記録無しでなかったことに・・・ というのも人間なら考えてしまうものです。

この状態で自分1人なら、自分の都合のよいように進めるのは当たり前ですね。 個人的にはアリでしょうが、組織としては困ります。 聖人のような人間性に頼るよりも、個人の問題にしないように、作業に複数人は必要でしょう。

もう1つは単純に、1人が病気などで仕事ができなくなると仕事は止まります。 これでは会社ではなく、個人事業、フリーランスとかわりませんよね。 実作業は1人でもよいのですが、関わる人間は複数必要でしょう。

1人やめたらWEBが止まるなんてことにならないようにしましょう。

チェック体制がない

1番大切なのが効果のチェックです。今回の事件の場合は、上司が現場をチェックできなかったといわれます。 つまり1人の担当者が1人でやっていて、別の人間がチェックして発覚した(会社ぐるみの説もあり、事実は知りませんが)

WEBの場合は、上がってきたホームページなどの結果をチェックする必要があるということです。 気をつける必要があるのは、チェックするのはホームページのできではなく、発生する結果です。

  • PPC広告やってます → 日々の費用対効果は?
  • SEOやってます → 順位やアクセスは?
  • メールやってます → 読者増減や反応は?
  • SNSやってます → インプレッションやエンゲージメントは?

など、WEBでは数字でのチェックが簡単なので、最低限のチェックはしておきましょう。 もちろん、毎日変化があることばかりではありませんが、定期観測を行いましょう。

逆に、効果測定を行っていないことはやっていないのと同じです。 効果的なこともわかりませんし、効果がないこともわかりません。 これでは予算配分もできませんので、上手くいくかどうかは運任せとなります。

例えば受注をとれていることの予算を削減すれば、当然、受注は減りますよね? 逆に、受注に関係ないことの予算を増やしたら? 効果に変化はなく、ムダなコストが増えるだけです。 ライバルがしっかりやれば・・・ 結果は目に見えていますね。

まとめ

東洋ゴム工業の免震偽装問題ですが、WEBに関わる私たちにもとても学びになる事例です。 違法行為にならなくても、実際の売り上げが伸びないなど、経営上のリスクを推進しているようなものだからです。

自社が損しないように、またトラブルが起きないように、チェックされてみてはいかがでしょう。