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人口73人で商売は成り立つの?

島の商店 お手本の事例

鹿児島県三島村の竹島に、20年ぶりに商店ができるって話。
考えるよね、商売になるんかいか?と。

でもこの考え方って、ネット通販が当たり前の今だと、普通の店舗に必要な考え方もであるかもしれませんね。

 

人口73人の島で生まれた「20年ぶりの商店」が教えてくれたこと

【人口73人の島で生まれた「20年ぶりの商店」が教えてくれたこと】

 

 20年前に商店がなくなって以来、島の住民の買い物は電話やインターネットが中心。

 

こんなところでも、もうネット通販での購入が当たり前になってるのがオドロキです。
週に4便しかないそうですが、昔はもっと少なかったはず。

不便なら不便なりに生活すると思ってましたが、便利な物があれば普通に使うものなんですね。

 

便利さではアマゾンにはかなわない。
だったら便利さとは違う価値を提供すればいい!

なんていいますが、実はこれ相当にハードルが高いですからね。

 

店舗が好調の理由

山崎さんは「ネットスーパーと比較しながら値段を抑えているものの店の売り上げは好調です」と明かします。

売り上げ目標も達成されてるそうです。
すごく賢いですよね。

ネットの調査をしてバランスをとってるというのがさすがです。

 

ネットなんて関係ないよ!
という選択肢もあります。

でもお客さんの立場で考えれば、今どきはネットの価格くらいはチェックします。
「そりゃネットの方が安いけど、このくらいの差なら地元の商店で買う」

こういう「人の行動」をしっかりと考えているわけです。

 

面倒くさい

よくこんな面倒くさいことやるなと、感心してしまいます。
理屈はわかるけど、これを続けるのは大変です。

山崎さんは「ネットスーパーや卸問屋などいろんな店を比較して、一品ずつ一番安い店を探して値段をおさえています」とその理由を明かす。

誰でも考えるであろう、値段の問題。
そりゃ地元で買いたいけど、あまりにもネットの方が安くて便利だとネットを選んでしまう。

客の立場としては、そんな経験は誰でもあるでしょう。
大切なことですからね。

でもこんな面倒なことをなぜやるのか?

「安心感、親しみを提供したいので。人が集まって話ができる場所を提供したくて。高かったら楽しくないじゃないですか」と話します。

売る側としては価値を提供すればネットは関係ない!
と考えたくなるものです。

でもお客さんで、値段を気にしない人は少数でしょう。
顧客が皇族とかじゃない限りね。

 

お客さんの立場で仕事をする

つまり、お客さんという「人」にフォーカスしたら当たり前。
きになるであろう心配ごとを消してあげてるわけです。

最初はネットと比較して価格をチェックする。
でもどれもせいぜいコンビニくらいの価格だったら、店舗で買う。

 

これを何度か経験したら、もうこの店で買っても損しないわけです。
スマホで調べても、いつも納得の価格差しかないんですから。

これは大きな安心感でしょう。
言葉ではなく行動で示す安心感ですね。

 

地域のコミュニティをつくろう!と考えるビジネスはよくあります。
でも安心感を与えられるのは、ごく一部の店舗のみ。

価格じゃなくても、面倒ですからね。

 

まとめ

人口73人でも店舗ビジネスはなりたつ。

今の人が気にする(ネットの価格差)の不安をなくす努力をしている。

 

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