ジワジワと働き方改革の効果がでてきてますね。
これまた、働く人というか労働力はへり、なんとなく人を雇う経営も厳しくなりますね。
破綻することのない年金
しかし誰が考えてもわかる、年金の破綻。
それを回避するために厚生年金の加入者を増やすプランが発表されましたね。
まぁいろいろと案がでているのですが、わかりやすいのがこれ。
収入月5万8,000円以上の人は全員、厚生年金に加入させる。
とにかく年金の財源を増やす方法として、加入者を増やす。
そこで学生や雇用契約期間1年未満の人、非適用事業所の雇用者も加入させ、最終的に1,050万人を厚生年金に入れるというプランがあります。
せっかくだからほかのプランも。
所定労働時間20時間以上で収入が月8万8,000円以上の120万人を厚生年金に入れる。
企業規模や賃金に関わらず、週に20時間以上働く人325万人を雇用保険に入れる。
まぁまだあるんですが、とにかく年金の財源を確保。
そのために加入条件を広げて加入者を増やすわけですね。
当然、加入者が増えれば将来には支払いも増えるのですが、どうするんでしょう。
まぁ長寿社会なんてこないって踏んでるかもしれませんね。
ちなみに今ではこんな感じ。
月8万8,000円以上稼ぎ、501人以上の企業か労使が合意した企業に勤めていたら、パートでも厚生年金に加入
年収の壁
パートさんなどは、社会保険などもありますよね。
130万円とか106万円とかを超えないように・・・ みたいな。
これを逆に利用して、最低時給で人を雇ってたりするわけですね。
ところが厚生年金ガッツリの対象になっちゃうわけです。
厚生年金の掛け金て、半分を本人。
そして半分は会社が払いますよね。
まぁ本人は将来の年金の掛け金が半額になる、と考えられます。
でも会社側としてたら、単純に年金の半額分が増えることになるわけです。
なるほどねー。って感じですよね。
でこれ、小さい会社にとってはとても大きいことだったりします。
人件費の大幅アップ
単純に1割くらいの差がでます。
厚生年金の掛け金は、18.3% ※2019/09
等級などできまるのですが、月に10万円の給料があるパートさん。
案が進めば、構成献金に加入となります。
そして半額の月に8000円くらいが年金の掛け金になります。
厚生年金は会社が半額を出すので、残り半分が会社の負担になります。
ほぼ1割、メッチャ負担が大きい!!!
それは会社も同じ!!!
だって単純に給料が1割アップするようなものです。
時給を10円もなかなか上げないのに、1割アップ。
外注化が加速
働いてる人の場合、5万8千円以上で加入義務が発生。
もしギリギリこのくらいの金額だった場合、超えたくないですよね?
人がいないからあと1日出て欲しい!
って時に働いたら年金の対象になっちゃったり。
働かない方が給料が高かった・・・
あくまで目先だけど、心理的には仕事を増やしたくないですよね。
会社側としても同じ。
単純に人を雇うと負担が増えたので、できるだけ人を雇いたくない。
今までは社員は増やさないようにしてた。
でも、バイトもパートも対象になってくるとどうしようもない。
働き方改革が進むので、少ない社員が残業することもできない。
有給休暇、祝日なども増える。
中小企業の生産性はアップするだろうけど、そもそも仕事をこなせなくなったり。
そんな少数でまわす組織にしても、社員が退職(涙)
会社としての経験値をあっさり失うことになるわけですね。
おそろしい話です。
受け入れて気にしない!
って経営もあるだろうけど、外注を増やすって選択も増えるでしょうね。
そもそも働き手がいないかもしれませんが。
そんな中でおすすめなのが、外注化。
というか、選択肢がもうなくなってくるんですよね・・・
特にITは、働き方改革が推進するところ。
ここだけでも「辞めない社員」として外注を含めておくのはリスクヘッジになりますからね。
こういう社会の流れに逆らうのは難しいので、しっかりとチェックしておきたいですね。
コメント