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ヨドバシカメラ、店舗よりネットショップが絶好調!

ヨドバシAKIBA お手本の事例

ヨドバシカメラの店舗よりすごいネット通販

ヨドバシAKIBA

今期50%アップで、1000億を超えると言われ、次期も同成長なら推定2000億円のアマゾンを超えるのでは?と言われているんですね。 まぁ消費がネットに移行しているんだから、ECサイトの業績が上がるのは当たり前。 でもやっぱりヨドバシ、ネット通販の業績アップぶりがすごい

「アマゾンを超えるのは楽天ではなくヨドバシ」急成長の原動力は?

https://newspicks.com/news/1066726/

ヨドバシの通販がアマゾンを超える?「来店客にネットで買わせる」巧みな戦術で急成長 | ビジネスジャーナル

http://biz-journal.jp/2015/05/post_9959.html

同業種の家電量販店、ヤマダ電機が50店舗近くを一気に閉店したりと、小売店が好調なわけではありません。 というか、逆にヤマダ電機だってECサイトがあるわけですから、ネットショップを作れば売れるわけはないのも、当たり前。

ビックカメラも好調ですが、規模が違います。 ヨドバシは、全国で20店舗程度で、2015年3月期の売上が790億円。 ビックカメラはソフマップやコジマを買収しているので、全国で100店舗以上で、2015年8月期に連結EC売上高を800億円。 店舗数では5倍の差があるのに、ヨドバシのほうが成長しているんですね。

店舗でもネット購入をおすすめ

好調の秘密は、ネット販売。 ECなんだから当たり前なんですが、従来の小売店では非常識なんです。 記事にもあるように、実店舗に来たお客さんにもネット購入を勧めているんですね。 一般店は店舗に来たら店舗で買ってもらいたいと思うもの。 でも、お客さんとしてはネットで買いたい(人が増えている)。

ヨドバシの看板

そこで秋葉原のヨドバシAKIBAに言ってみると、2Fに来て気づきました。 こんなに大きく、「店舗以上の・・・」といきなりECサイトアピールです。 来店してすぐにネットショップアピールですよ!? 頭おかしいです。※褒めています

逆に考えたいのが、ネットのECだけがんばってもダメってことですね。 全体のシステムとして機能しているかどうか。

ありがちなのは、ネットは広報がやるから・・・ PPCはネット部門がやるから・・・ なんてのがよくあるパターン。つまり連携ができないわけです。 ネットと現場の連携というだけで、ほとんどの会社は脱落するでしょう。

じゃぁ、せっかく店舗に集客した意味ってなんなんだ? という話になりそうですが、その答えが人の消費行動に合わせた賢いシステムが用意されています。アマゾンより強い点として送料無料や配送の早さ、ネットで注文→店舗受け取りってのもあります。

でもお店で見てネットで購入する、ショールーミングさせているという方がは大きいでしょう。(と、私は思う

実物は確認したいけど、買うのはネット。このような行動をショールーミングと言われます。

たとえば、デジカメとかスマホとか買うときを考えてみてください。 雑誌やネットで値段や機能を調べて比較したりレビューを読んだりしますよね。 でももし、近くにお店があったら、ちょっと大きさとか重さとか実際の色とか確認してみたいと思いませんか?

大きな冷蔵庫やクーラーや電子レンジとかだったら、実物を見て買おうと思っても、持ち帰りってのはちょっと面倒です。でも送料が数千円とかなので悩むわけです。

でももうヨドバシでは店頭で確認して、その場でネットで購入しても送料無料で配達してくれるわけです。 

でも、ふつうのはこのショールーミングはイヤがります。 だって店の売り上げになるとは限らないのに、店の商品を使われてるわけですから。 店でチェックして、カカクコムなどの最安値で買われちゃうってことですね。

今回のヨドバシの例でわかりますが、これって店側のネットショップがしょぼいから浮気されるわけですよ。 でも自分たちは正しいと思っていると、客の行動が間違っていると勘違いするんですね。

で、ヨドバシは思ったわけです。 お客さんは実物を確認したい。 だったら店頭で確認してもらって、購入はネットで買ってもらえるように作ればいいんじゃね? と思ったわけですね。(こんな軽くないでしょうが)

ビジネスモデルのマイナーチェンジ

店舗に来てもらって、店で買ってもらう。という店舗中心のモデルから、人の購入行動の中にあくまで店舗があるだけになったわけです。。 これはビジネスモデルのマイナーチェンジですね。 お店が販売所ではなく、商品の確認場所ですから。

PPCで広告を出して・・・ POPを作って・・・ キャッチコピーはこれで・・・ というマーケティングではなく、儲けの仕組み自体が変わっているわけです。 そりゃ、マーケティングをやっているくらいの他社では勝てません。 だってビジネスモデルが違うんだもの。

極論、お店での売り上げが0円でも儲かるモデルです。 目の前のお客に売らなくてもいいわけです。 自社通販買ってもらえればいい。  お客の立場で考えても違いますよね。 まずヨドバシで実物を見てから考えればいい。

ヨドバシのPOP

商品を確認されたい方は、店員までお気軽にお声がけください。 なんてのがありがちなのに、デフォルトで「お手持ちのスマホ・iPhoneで・・・」と使って試せるようになってるんですから。※これは他ショップでもあるはず

もちろん今までどおり、すぐに店舗でも購入できますし、ネットでも購入できるわけですね。

ネット購入のしかけ

「思い」だけで結果がでるほど甘くないのがビジネス。 そこで儲けにはシステムが重要になるわけですね。 ヨドバシの店頭で確認してもらって、楽天で買うわ。 じゃぁダメでしょ? じゃあどうしたら、そのままヨドバシのネット通販で購入してもらえるか?

ヨドバシのアプリ

この儲けの仕組みで重要なのが、アプリでした。 店内にどデカくお買い物前に!と書いてあるように、ヨドバシのアプリを用意しているんですね。 もちろん、アプリ限定のサービスも用意して、とにかくアプリをインストールしてもらうわけです。

これを読んで、あぁアプリね。じゃぁアプリ作るか。じゃあありません。 重要なのはアプリではなく、今回の仕組みの中では、アプリだった、というだけです。  外国人だから好きになったんじゃなくて、好きになった人がたまたま外国人だったのと同じです。

あくまで全体の仕組みの中でアプリというパーツが機能しているだけ。 もう1度言いますが、重要なのはアプリじゃぁありません。 LINE@が来る!と聞いて作ってみたけど、さっぱり友達が増えない、何をしたらいいのかわからいという残念な企業だってたくさんあるでしょ?

もうコピペ思考じゃだめなんですよ。 ダビングしすぎの裏ビデオじゃないんだから。

また、アプリ=リストです。 これだけでただの量販店から、リストビジネスができるビジネスにグレードアップしていきます。  店頭ではそのアプリから商品についているバーコードを読み取ると、通販サイトの商品ページがランディングページになっています。

これ、店頭で受けた質問と回答。購入者に具体的なレビューを書いてもらったら、ライバル企業は、太刀打ちできませんよ。 残った1円でも安く・・・ というお客を残されたネットショップで奪い合うしかありません。 これを「地獄」といいます。

さらに商売では検索されないのがベストです。 アプリで直結+今後のアプローチのセットは、ライバル店からしてみればグゥの音も出ないほどよくできた仕組みです。 グゥ・・・

リストでLTVまで

さらにさらにこのアプリの効果は未来の売り上げもつくります。 人気の妖怪ウォッチの案内で、「予約にはアプリが便利」ですね。 これ、ドラクエだろうがiPhoneだろが、あらゆる人気商品の予約をきっかけにしてアプリ利用者が増えるわけです。

妖怪ウォッチの予約

昔のたまごっち。 いくら行列ができて人員のコストがかかっても、売り切って終わり。 トータルで考えたら赤字じゃないでしょうか。  でもアプリ導入してもらえば、次の商品案内のDMを送ることができます。 DMなんて迷惑なんじゃないか?って思いますか?

妖怪ウォッチの予約者に、妖怪メダルの新製品情報DMを送って怒られるでしょうか? いやいや感謝されますよね。 「教えてくれてありがとう。」。

もちろん、的外れなDMを流せばクレーム、解除になります。 重要なのは内容じゃなくて、相手に合っているかどうか。 妖怪ウォッチを予約した人だったら、妖怪メダル系の新製品情報を教えなかったら、気が利かないと怒られますよ。 

アプリでDMを後れれば、こうなります。 今までだったら、次は別の店で買われていたかもしれないけど、これからはリピートしてもらえる可能性が高くなる。 だって顧客管理できますからね。

これとこれは持っている。 じゃぁこれはどうですか? とレコメンドできます。 それも買え!じゃなくて、興味があったらお店に見に来てね♪ でいいわけです。 これがアプリ配信の広告料しかかからない(ほぼ無料・・・)

取引があればどうせ買うなら、ヨドバシで・・・ と思います。 ネット通販でわざわざ知らないところで買う理由なんてないですからね。 、アプリからはLTVを獲得できるような顧客フォローもあるんでしょう。

これ、逆の立場で考えるとホラーです。 何もしていないところは、どんどん他店に顧客を奪われているのに気づかない。  顧客管理してないライバル店同士で、広告を出しまくる。 浮遊しているお客さんの奪い合いをやるしかないですから。 怖ぇえ!

広告を出しても反応がない・・・ だってすでにヨドバシで予約してるから検索すらする必要ないし・・・    気の利いたキャッチコピーでも反応がない・・・ おもしろいけど、ヨドバシで予約しちゃったし。 

なんてことが普通になるわけです。    ちなみに、ヨドバシのECサイトは、通販業界の2015年度の顧客満足度調査で2年連続No.1。  死角なしでステキすぐる。

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