無印良品は「モノ」や「コト」の先が見えている

新しい消費者 お手本の事例

無印良品

大前研一・「新しい消費者」
ネットを味方にできないビジネスは消滅する・2018年6月30日発行

 

代表取締役会長 金井政明さん

こちらは好調な無印良品。
今では住宅、団地空港ターミナルなど、社会性の高い事業も手がけるほどに大きくなってるんですって。

 

おもしろかったのが、マーケティングを行わないこと。

一般的に消費(モノ・コト)を売るためには、マーケティングをしたりパッケージの見栄えをよくしたりしますが、無印良品ではそういったことを一切省きました。

マーケティングを行わないというのは、秋元康さんも言っていたこと。
共通点としては、モノやコトなどの消費の先にあるものですね。

 

役に立つ、これでいい、地球を考える。
なかなか抽象度が高い発想ですが、実現できてるのがすごいですよね。

流行やブームではなく本質。
だからもそモノコト消費とか別次元のビジネスができるんでしょう。

 

ネット活用

日本のキャンプ場は、2200か所。
この中に無印のキャンプ場もあるそうです。

でも全国のキャンプ場、7割が赤字経営。
もう続かないのは目に見えてます。

 

その理由に挙げているのが、ネット対応。

なにしろスマートフォン全盛の時代だというのに、電話予約しかできないところが八一%もあるのです。魅力づくりもほとんど行われません。

 

これは運営が街や村のため、しかたないところがあるでしょう。
でも完全に顧客に対応できていないというわけです。

 

ちなみに無印良品のECサイトの目的。

【1】情報発信(店舗で何をやっているか)

【2】関係づくり(インタラクティブコミュニケーション

【3】売上(7%くらいだそうです。)

 

 

この現実に起きている消費者の変化に対応できるか、できないか。
今の商売ではこの感覚が求められているのかもしれませんね。

 

今後のみたて

かなり抽象度が高くてちょっとびびるのですが、わかるところだけ。(汗)
「人とものをつなぐ」ということで、これから必要になることの具体的なお話。

 

それは共感や信頼、あるいは「好き」という思ってもらうことであり、それらをつくれるのは現場の人以外にいません。だから、私たちはあえて現場の人数を増やそうとしています。

解釈すればモノやコトなど消費の先にあるのは、「ヒト」ということではないでしょうか。
個人的にとても頼もしく、やっぱり見えてる人は見えてるとはすごいな・・・
と思いました。

一般的にはまだまだ「モノ」や「コト」視点ばかりです。
その先の「ヒト」。

あなたには見えるでしょうか?

 

 

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