もう店よりもスマホ
「使いかけの化粧品」を買う今どき女子の事情。
こんな文章から受け取るイメージは、お金がないから。
でも実際は、今どきのかしこい購買行動だったんです。
- 安い服よりブランドを選ぶ
- 使いかけの化粧品をメルカリで売買する
- 店頭よりインスタの方が信用できる
こちらの記事の前半がファッション、中盤からがコスメの話です。
消費者の変化
メルカリなんてよく聞きますけど、ここまで消費行動を変えてるとは。
ほんとかよ。と思ってメルカリで「ファンデーション 使用済み」で検索してみたら本当にありますわ。
ある商品だと、百貨店三越のCHANELカウンターにて購入、数回程度の使用、残量約8割から9割程度、使用済みパフあり、横にひび割れ なんて書いてある。
本当にいいところで買って、試して売ってるんですね。
お試しじゃ少なくてわからんと。
これ、従来の店舗はどうすんの?って話です。
記事に「わざわざお店まで行って買い物する時間がもったいない。」
なんてコメントがあって、こういう消費者が増えているんですね。
そしてこの消費者の変化に対応するのは、大変だなぁとおもうわけです。
ビジネスモデルを変えると
これは店よりもスマホだよね。
高いモノが売れるんだね。
というのともちょっと違うんですね。
消費者が大きく変化した。
でも店舗で提供している価値では、対応できなくなっているだけ。
しっかり試して、よかったら買う。
でも普通の化粧品屋さんのお試しじりない。
ファッションなら、「似合うか自信ない」、「みんなと同じじゃないと不安」みたいな感情でしょうか。これはなかなか対応が難しいかもしれません。
でもコスメの場合、今のお試しじゃ情報量が少ないってことですよね。
自分に合うモノだったら、べつに普通に買いますよと。
店ができることって、オーソドックスにはフェアやイベントでしょう。
お試しイベント!とかね。
でもそうなると、お試し期間が延びるからコストがかかって・・・
と、販売するしかない小売店にとっては対応できないわけです。
もうこういうのって、ビジネスモデルから変えないと厳しいです。
たとえば販売じゃなくレンタルプランにしちゃう。
【レンタルにして使った分だけ後払い】
なんてプランがあったら、メルカリで売買の手間もないでしょう。
こんな店があったら、行く理由は十分につくれるでしょう。
逆に、売り方だけでは厳しいかもしれません。
POPを書いてどうのこうのでは、次元が違うからですね。
それだけ売り手側にも柔軟な発想が求められる時代になっているわけです、はい。
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