タマゴ通販のプロセスエコノミー

マーケティング

たまたま読んだ「プロセスエコノミー」うん。おもしろいですね。
特によい商売をされている方は、そもそも意味のあるこだわりが多かったり。

タマゴなんかもいけそう・・・
なんて調べてみました。

卵って、スーパーとかで売ってるにわとりのタマゴ。
特売なんかだと10個入り150円くらいでしょうか。
1個あたり15円~20円。

楽天市場なんかだと、タマゴランキング上位では150個くらいで、2980円~3500円くらいがならんでいます。
1個あたり30円くらいで、ほぼ倍の金額です。

タマゴって直送だと鮮度が高くておいしく、なにげに楽天の人気商品なんだって。で今見たところ11位には「平飼い卵50個
4,137円」なんてのが。
スーパーの倍のさらに3倍の価格ですよ!

もう【平飼い】ってタイトルにあるだけのシンプルさだけど、意味が分かる人にはキーラ-ワードなわけです。

【平飼い】ってのはタマゴを産むニワトリさんの人生も大切にしています。ってこと。その結果、品質も良くなっちゃうわけだ。

安売りのは場所も手間もかかるので、動けないようにカゴに閉じ込めてタマゴだけを産ませます。

当然、健康状態も悪くなるので病気にならないように抗生物質や大きくなるようにホルモン剤などを使うわけです。

効率よく生産はできますが、ニワトリにも残酷ですし、結果として最終的な消費者へも質の悪い商品を提供することになります。
それを回避するのが【平飼い】。

もちろん手間やコストがかかるので値段は高くなる。
でもランキングで11位とかには入ってるんですよ。

高くてもよいモノを選ぶ消費者がいるということです。
この場合【平飼い】というプロセスは消費者にとって意味のある価値になっているわけですね。

かつ生産者側も、大量につくってどうやって売りさばくか?という視点では、もうライバル通しの消耗戦しかありません。

かつ、良いタマゴを知った消費者は安売りタマゴを避けるでしょうね。
ただ栄養のための食べものという発想から、タマゴも自然界からいただくものという発想になる。

売り手も買い手もニワトリも幸せになることでしょう。
これを「プロセス」を買えずに3倍の価格で売ることは難しいでしょう。

売り方というのは本質ではありません。
POPやリストなどの小手先の方法では限界があるからですね。

消費者は何に価値を感じるのか?
感じていないなら教えて上げることも必要でしょうね。

なぜ私はこのビジネスをやっているのか?
なぜzこの商品なのか?なぜこのやり方なのか?
ホンモノであればあるほど、語ることもいっぱいあります。

タマゴですら、たまごという「結果」だけなら安けりゃいいというお客もいます。

逆に生産過程の「プロセス」によって価格があがるのは当然と考えるお客もいます。

あなたはどちらのお客を相手にビジネスなのか?
そういう考え方もできますね。

 

「卵」がいつでもこんなに安く買えるという異常
https://toyokeizainet/articles/-/288859

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