「若い頃に匂い」で売るも「若い女性の匂いを嗅げる」で人気。
ちょっと違った人気からもバカ売れの商品があるとか。
デオコ
ライブドアニュースにあったのが、デオコ。
【女の子の匂い!? 男性に“バカ売れ” 女性ターゲットのハズが… ロート製薬「DEOCO」】
というタイトルで、バカ売れしているデオドラントソープの開発秘話的なもの。
売上も爆発で、アマゾンでは、ボディーソープの「売れ筋ランキング」で第1位とか。
若い女の子の匂いがする → 「ラクトン」と呼ばれる成分
「若い女の子の匂い」というキーワード的なことにしても、SNSで口コミが広がるのもわかりますよね。
ちょっとどんなの!?って興味がわきます。
でもそもそもは、男性用のデオウを開発。
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CMは見たこと歩きがする。
けどそれほどヒットしなかったのかも?
人にフォーカス
そこでもっとくわしく潜在顧客のことを調べたら、女性の方がニオイを気にしてることに気付くんですね。
当社で調査を実施したところ※、自分のニオイが気になる女性の約8割が加齢によるニオイ変化を感じていることが明らかとなりました。
結果が思わしくないときに、改めてチェックできるって、さすがですね。
男性はオヤジ臭なんて言われるし、焼肉、タバコ、加齢臭など仕事的にも男性の方がニオイが強いはず。
だから商品も男性向けに開発していた。
ところが、女性の方がニオイが弱いのに気にしている人が多い。それはなんでなんだ?
という研究の末にみつかったのが、のちにスイート臭なんて呼ばれる「ラクトン」という成分。
だれが商品に価値を感じてくれるか?を再調査したんですね。
そこで気付いたのがニオイが強いかどうか?ではなく、ニオイを気にするかどうか?だったわけですね。
くわしい研究結果とかは、プレスリリースもうってありますね。
【女性の「若い頃のニオイ」を解明!「若い頃の甘いニオイ」の正体は「ラクトンC10/ラクトンC11」】
そりゃ「女性らしさ」「若々しさ」「魅力度」が上がるボディソープです。
なんて売られ方したら、無視できる女性の方が少数でしょう。
しかもよっぽど好調なのでしょう、スティックタイプも販売。
こうなると香水の部類に入るのかもしれませんね。
商品名からして、極めてPOP的!
【医薬部外品】 デオコ 薬用 デオドラント ラクトン (年齢と共に減少する甘い香成分)含有 スウィートフローラルの香 スティック 30mL 新品価格 |
ちなみに先に発売されたボディソープのタイトルはこちら。
【【医薬部外品】ロート製薬 デオコ 薬用デオドラント ボディクレンズ 350mL】
自分もお客さんも、よく見えているということでしょうね。
そしてこの「若い女の匂い」になると、男性にもバカ売れ!
そして株価もアップしニュースにも取り上げられちゃう。
おもしろいものですね。
まとめ
たゆまぬ日々の研究。
なにより、「なんのための商品なのか?」という目的。
そして、ほかの可能性を見落とさない思考の視野の広さ。
そして一般ウケする表現。
ちゃんとやると価値創造、オリジナル商品の開発ができる。
そんなお手本みたいな事例ですね。
商品やサービスでも、別の人の役に立つのでは?
という視点で見直してみるのもおもしろそうですね。
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