茨城県鹿嶋市の 御船祭の開催に億単位の資金がかかるそうで、その資金不足ために作られたのが、鹿島神宮カード。
カードの年会費+ショッピングなどのポイント分が神社に寄付されることで、この神社は安定した収入源を獲得したわけですね。すごいことです。
もちろん返礼品は、神社らしく
・手元に届くカードはお祓い済み
・鹿島神宮より返礼品あり
・神職によるご案内などのサービス
というありがたいものばかり。
ちなみに貯まったポイントは式年大祭の斎行および文化財の保護継承の財源として寄付される。
クレジットカードデザインも3種類のVISAで、審査があるのも普通のカードと同じですね。
この神社の宮司さん?すごい勉強されてますよね。
こういうモノなら、応援してくれる人がいるだろうと思って行動できるんですから。
こういうのってありがたちなには行政だのみ。 たしかに公共性も高く伝統もあれば、補助金や助成金というみんなの税金を使うことはできるでしょう。
でもそうではなくて、いわば全国の支持者へ呼びかけることで地元地域をすっとばして資金を集めることに成功しているんですね。
自分のために行政からお金を引き出すんじゃなくて、みんなのためにお金を集める。
またこれって・・・
クラウドファンディングやふるさと納税に近いのでは? なんて思っちゃいますね。
いやいや、5000円程度ならば、開運グッズとして考えても安いし。 ちなみに申込者の3割は会社の経営者などで、メリットよりも文化遺産保護のような意味合いが強いんでしょうね。
世の中にはいろいろな人がいて、今ではつながることができる。 昔の発想では考えられなかったことが、実現できてしまうんですね。
もちろん今回の事例でも、「モノ」はクレカ、「コト」は寄付かな。「ヒト」は神社に宮司さんなど関わる人たち。それぞれ切り離して考えることは意味不明でしょう。そういうことです。はい。
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