今までは綱引き仕事、WEBは将棋仕事

WEB

今までは綱引き仕事

ここでの綱引き仕事というのは、人数がいればなんとかなる。 事業を拡大するためには、人が必要。 大人数の方が良い仕事ができるということです。

営業なら単純に、何件新規に飛び込みできるか? 名刺を何枚もらってこれるか? 担当者に何人会えるか? どれだけチラシをポスティングできるか? この量が業績を決めていたわけです。 優秀な人材よりも、とにかく人数が効果的でした。

ところがどうでしょう。 今どき営業マンが増えても、守衛が居たりオートロックだったり、コンプライアンスのおかげで飛び込み営業の飛び込み先すら、なくなってきていますよね。 じゃぁ営業マン1人じゃなくて、5人で行けば? 警察呼ばれるでしょう。

今までは綱引き仕事

対してWEBというのは、綱引き仕事はなく「将棋仕事」です。 人数よりも、人の質が結果を決めます。 将棋仕事とはそのまんま、将棋にたとえています。 

たとえば将棋の羽生善治名人。 綱引きだったら、私たちが2人がかりなら楽勝でしょう。3人だったら負けようがありません。 しかし、将棋だったらどうでしょうか。 私と、豊島将之七段 (※第62期王座戦五番勝負で羽生善治王座と対戦し2勝3敗) の2人かかりならどうでしょう?

さらに、プロの技士を5人くらい集めたらどうでしょうか。 何人いたら確実に勝てるでしょうか?  まぁ、確実にいえることは、私はジャマ。 さらに、プロが相談して1手1手打つよりも、プロが1対1の方が勝てる可能性が高いでしょう。 人数を増やしても意味が無いのです。

WEBも同じです。 1人の敏腕ディレクターが作るサイトは利益を叩き出します。  あとはテストと実稼働で数字を見るだけです。  ところがここで、社内の広報だとか営業部などにやらせると、まず失敗するのです。 ※当然、逆に広報活動を売り込めば失敗します。

素人が100人集まっても、羽生名人に勝てないのと同じ理由です。 しかし恐いのは失敗することではありません。 失敗なんて改善すればどうでもいいことです。

問題なのは、横やり入れて失敗しても代替え案がないことです。 広報や営業に、あなたの言うとおりにやったけど売れなかった。どうすればいい? と聞いても、そもそも効果測定をしていることは稀ですし、結果を出すアイデアもまずありません。

思ったことを言っただけ、なんですね。 こうなると誰の責任でもなく、誰も本気で取り組むこともなくなるわけです。 

これが1人のディレクターだったら、単純に売れなかった要因を探して次の手を打って改善していくだけ。 非常にシンプルなことです。 責任も自分ですから、確実に1人は本気で取り組み続けます。

WEBの人数が少ないからと、安易に人を増やすと必ず劣化します。10人雇うより、優秀な1人を雇う(外注化)した方が結果がでるのがWEBです。 だから、同じようにブログを書いているようでも、集客できる会社もあれば、まったく反応もない企業もあるのです。

やはり頭脳労働は、必ず1人でやる必要があるってことですね♪

コメント

タイトルとURLをコピーしました