ジャパネットの義援金で確信!商売人の社会貢献は商売すること!

熊本地震 被災地支援プロジェクト お手本の事例

ジャパネット売り上げを義援金に

引退したジャパネットのたかた社長が、熊本地震の支援プロジェクトとして登場。 販売した対象商品の売り上げを全額を義援金として寄付するとのこと。

このニュースを見たとき、【売り上げ】じゃなくて【利益】じゃないの? と思ったんですが【売り上げ】。 これ、商売やってる人なら、頭おかしいんじゃないかと思う選択なわけですよ。 仕入れから含めて全部が赤字だし。

消費者心理としても、せっかくなら何かをしたいと思ってる人は大勢いるでしょうし、別に普通に寄付しても、すでに寄付した人もいるでしょう。 まぁ、お金を払う理由を探している状況でもあるわけですね。

そう考えると、引退している高田明社長が出てきた理由もわかりやすい。 そういう性格の人というのもあるでしょうが、より多くの人を巻き込むためには、やはり影響力が大きい人が出てきた方がいいのは当然でしょう。

「熊本地震 被災地支援プロジェクト」

http://www.japanet.co.jp/shopping/

ホームページで販売されているのが、5つの対象商品。 ぶっちゃけ在庫処分的な?と思ってたのですが、ちゃんと震災関連のアイテムです。

  • キュリオム ラジオボイスレコーダー ブラック YVR-R600(B)
  • パナソニック 充電式電池 エネループ充電器セット(12本) K-KJ53MCC84
  • SENTRY ポータブル耐火・防水保管庫 チャコールグレー CHW20121
  • ウォーキングシューズ LS028 ブラック 22.5cm B1GR145209
  • グラッドプロダクツ プレス&シール マジックラップ 5本セット PS5

買ってみてもいいかな、と見てるとこれが不思議な感覚で、ネットでは当たり前の他社との比較とかしないわけです。 もっと安いのがあるのでは・・・ とかも関係ないわけですね。ジャパネットでかわなきゃ意味がないんですから。

特にネットではいかに比較されて選ばれるか?なんて考えるわけですが、今回はすべてそのような要因を排除できるわけですね。 お客さんももう商品を買ってないですからね。

費用はだいたい○億円?

でも、売れば売っただけ赤字なんだから、売る意味あまりないんじゃない? と昔の私なら思っていたところです。 理由はかんたんで、単純に購入すると会員登録することになります。

もちろんPR効果はあるでしょう。 また、利益をこういうことに使ってくれるなら・・・ と、今までの利用者との絆も深まるでしょう。

でももっと実利に近いのは、これだけで多くの購入者リストが増えること。 マス広告で数千万単位で降雨こくをだして販売しているわけですから、今後のプロモーションも行いやすくなりますしね。

  • ラジオボイスレコーダー ブラック YVR-R600(B) 9980×5000=49,900,000
  • エネループ充電器セット(12本)4690×5000=23,450,000 K-KJ53MCC84
  • Sポータブル耐火・防水保管庫 CHW20121 8980×2900=26,042,000
  • ウォーキングシューズ LS028 ブラック 22.5cm 7980×5000=39,900,000
  • マジックラップ 5本セット PS5???

4つだけ限定数が明らかになっているので計算してみると、だいたい1億円くらいでしょうか。109,292,000+α 燃焼からしたら広告宣伝費としてまったく問題ない金額ですね。 1500億円(2015)の売り上げ、広告費は1割以上でしょうから、150億円に1億円プロモーション比として考えればなんてことはないでしょう。 ※原価やもっと安いだろうとか人件費とか入ってないとかスルーしてくださいw

金額よりも、たかた社長が「参加して欲しい」というように、いまさら打算的なことは考えられてないでしょうね。ここらへんの微妙なニュアンスも絶妙なんですよね。

たかた社長の長期的な功労

たぶん数%の既存顧客、そして新規顧客も相当数の購入があるでしょう。 その購入動機も、「必要だから」、「欲しいから」というよりも、「高田社長がいうなら」、「どうせ用意するなら」といったゆるやかな理由も少なくないでしょう。

そもそもマーケティングの世界では予防商品は売れないというのが常識。 震災のための準備なんてこれだけ震災が起きても、きっかけがないと今度でいいや・・・ と思ってしまうモノです。

それでもまぁ義援金になるなら買っておくか・・・ という理由でも防災グッズを手に入れることになります。  これは近いうちに起きる大地震(定期的に起きてしまうという意味で)の時に役に立つかもしれません。

あぁ大変だけど、とりあえず助かって良かった。 あぁ金庫が残ってて助かった、電源の確保ができてよかった。歩きやすい靴があってよかった。  あれ、これなんで買ったんだっけ? 

ちょっと落ち着いたときにふと考えるかもしれません。 いや、考えないかもしれません。 ただどっちにしろ、 その時に自分の助けになったのは、過去「熊本の人の助けになれば」と思った自分だったりしてね。

ビジネスを通じて未来の安全に貢献するたかた社長は商売人としてカッコえぇ!

熊本地震 被災地支援プロジェクト

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