すでにカカクコムの創業者さんは、リタイアしているらしい。
もう働かなくていいくらい、収入が入ってくる状態ですって。
まぁ食べログとかも傘下にあるんだから、そりゃそうだ。
本当にうらやましい話ですね。
あ、いや、うらやましいのは収入じゃなくて人生ね。
カカクコムのはじまり
今ではグループ会社にまでなった、カカクコムですが最初はもちろん小さい会社。
いや、正確には1人で自宅でついでに作業していた程度だそう。
それも「よし、来たるべきネット通販時代に備えてやるぞ!」とかでもない。
メモリメーカーのメルコの営業マンで、メモリの店頭価格をチェックするという仕事をやっていたそうなんですね。
まぁ、普通に考えて退屈な仕事だと思いますよ。
毎日のようにアキバの店舗を回って、ここはAのメモリが○円。Bは○円。・・・みたいのをチェックするわけです。
その時にふと思ったそうです。
この情報って、ほかの人も知りたいんじゃない?と。
そして
「秋葉原の駅前に立って、私が一番安いお店につれていってあげますよ、といえば、どれだけの人が喜ぶか。そこに価格.comの可能性を見つけた」
というように、退屈な仕事の中に価値のカケラを見つけたんです。
もちろん誰も「いいね!」なんて言うはずもないので、1人で自宅にてHPを手作業でシコシコ更新していたそうです。
で、最安値が見つかるということで次第にアクセスも増え、登録店も増え、スポンサーもつく。それで上場までしちゃうんだからすごいことです。
ちなみにカカクコムって、アフィリエイトもあったりします。
登録してて、売れたら手数料くれればいいよ♪です。
http://kakaku.com/shopentry/entryplan.html
この場合、「最安値がみつかる」という価値がコアにあり、ほかのビジネスモデルは後からついてきたパターンですね。
もう仕事しなくていい
もう働かなくていい。
でも仕事がないと人生は楽しくないなんて考えもあります。
毎日遊んでばかりじゃなくて、仕事の苦労があるから遊びも楽しいんだ。
なんて意見もありそうです。
まぁ人による。でしょうね。
だって、ただの店頭の価格チェックが仕事で、カカクコムすらない、もちろんこっちの収入もない。そんな時にこう考えられる人です。
私が一番安いお店につれていってあげますよ、といえば、どれだけの人が喜ぶか
金と時間があったら、もっと人を喜ばすことをやるだろうと思うわけです。
逆に、
- やりたいんだけど・・・
- 忙しい・・・
- お金がない・・・
って人は、あってもやらないでしょ?
まとめ
人に喜んでもらうという価値に気づけば、仕事に困ることがない時代。
カカクコムのアイデアを思いつく人は、たくさんいるはず。
でも行動できたのはたった1人。
さすがにこの規模はまれだとしても、もうビジネスは自分1人でいいわけです。
行動する人にとって、インターネットは強力なパートナーですね。
人の役に立って収入になる。
すばらしい人生ですね。
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