セイコーマート
今回の北海道地震で、神対応と絶賛されているのが「セイコーマート」。
絶賛されている理由は、北海道全域で停電の中でも営業できたから。
なんと1100店舗中1050店舗が営業できたというのだからおどろきです。
しかもこれ、たまたま被災の具合が小さいからだけではないんです。
ちゃんとこういう災害トラブル時に想定される、停電時の用意をしていたんですね。
停電時に車のバッテリーから、電力を供給して営業ができる。
そんなツールを店舗に配布していたというのです。
セイコーマートの広報部に取材したところ、同チェーンでは停電時に備えて全店舗に車からの電力供給コードを常備しているとのこと。Twitterで話題の対応も、各店舗が停電時のマニュアルにのっとって営業しているもの
東京の北海道物産展では、本社が停電しているため会計ができない。
なんてニュースが流れていましたが、セコマは会計の準備もしているそうです。
オフラインでもバーコードを読み取れるハンディのPOS端末も普段から備えており、今回の停電時にこれを使って会計している店舗を見かけた
災害時ですからできることは限られています。
たとえば全域が停電なのですから、電子マネーなんて使えないのは当たり前。
そんななかでも現金決済もできたなんて、すごすぎ。
北海道を地元にするコンビニチェーンなのに、すばらしい防災意識ですよね。
仕事こそが社会貢献
これ、仕事の価値を考えさせられますよね。
だって普通に営業できるだけ人の役に立っているわけですから。
とっぴなことやユニークなことで目立つのはカンタン。
でも人が困るであろう時にする仕事が、人の役にたっているわけです。
そもそも自分の仕事はなんなのか?
そんな本質的なことを考えさせられる事例ですね。
顧客満足度
セイコーマートは顧客満足度で1位なんだそうな。
「JCSI(日本版顧客満足度指数)」という調査で、2年連続の1位。
なんというか、そういうことなんでしょうね。
さらに、また2018/09/17のヤフーニュースにでてました。
コンビニもプロ化の時代
今回のような対応も、たまたまではなかったとのこと。
停電などに備えたマニュアルは、道内の暴風雪被害や東日本大震災、2016年の台風被害などのたびに見直しを重ねてきた。
自然災害が増えていますが、そういうトラブルや事例を教訓にしてるんですね。
それもマニュアル化して、起きるか起きないかのトラブルの準備をしていたとは。
しかもこういう理念や加藤道が認められて、地域と協力関係にもあるとのこと。
セコマは道や道内各地の自治体との間で、災害時に食糧や応急生活物資を供給する協定を結んでおり、今回も地震直後からパンや飲料水、菓子類などを提供した。
こうなるともう、地域にはなくてはならない商店ですよね。
商店街などもどんどん減っていきますが、地域の安全にも役立つお店。
そういう位置づけならば、今後も必要な店舗として存続していくのでしょう。
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