最初の1歩、お客の欲しいものを聞いてみる

お手本の事例

商売の基本は、お客の欲しいものを売る

アキバカルチャーゾーンのレンタルショーケースがあるフロア。 

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お客に欲しいものを聞く。 なんてストレートなアンケートなんでしょうか。ちょっと感動してしまいます。 だってこれ、なかなかできないことですよね。

え?アンケートなんてよくある? うん。アンケートはよくある。 でも聞いてる内容が自分本位なのが多いでしょ?  当店の○○はどうでしたか? とか、サービスを評価すると「良い・普通・悪い」とかね。 そんなん、全部 普通だよ。

これってすでに自分がやったことに対してのフィードバックなわけ。 それもいいんだけど、 そもそも、提供していることが、相手が求めているかどうか? って確認はもっと大切だと思うわけですよ。

口裂け女ですら、「私きれい?」と見込み客にフィードバックをを求めたよね? いい時代だったよね。

でも最近では、お客さんの気づいてない欲求に応えることが大切!なんて言われます。そうです、その通りです。 でもそれは、お客の欲しいものは提供できちゃってるお店がやるから意味があるんですね。

例えば、今のタイミングでおもちゃ屋さんに「妖怪ウォッチ」や「アイカツ」とかの商品がなかったら、相当に厳しいよね。 でもそんなお店が、「当店の雰囲気はいかがでしたか?」、「店員の接客はどうでしたか?」とか聞くようなもの。

いやまず、「妖怪ウォッチ」と「アイカツ」入れてくれって。 話はそれから。 まだ気づいていない商品もいいけど、まずは気づいている商品を買うんですよ。

しかもこのアンケート用紙に印刷されている文字。 出だしが、「私は・・・」なんです。 すげぇ! 主役がお客さま、なんですよ。 我が社は・・・ とか言ってるトンデモ顧客満足主義とかの真逆。

こういうお客側の視点に立ててるお店ほど、「顧客第一主義」とか、「お客様のために・・・」とかを掲げない不思議。

まぁなんにせよ、顧客の気づいていない欲求よりも、顧客の気づいている欲求を聞いてみる。ってのはすごくいいことだと思いますよ。

売り手がお客が求めているものすら知らなかったら、目の前の売り上げもままならないってことなんですから。

まずは、ストレートに欲しいものを聞いてみる。 聞き方を自分のお店らしくすれば、なおいいですな。

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