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子ども服もクリーニングで売ったりチャリティーになったりする、おさがりプロジェクト

おさがりプロジェクト お手本の事例

小さいお店でもまねできる、大企業のプロモーション。
しかもこのプロモーションの水準が、かなり感性的です。

とくに成熟したビジネスの場合、ヒントになるのではないでしょうか。

 

ライオンのおさがりプロジェクト

テレビCMでみかけたキャンペーン
【http://top.lion.co.jp/products/nanox/osagari/】

 

特に子ども服などは、まだまだ着られるのにサイズが合わなくなります。
もったいないなぁ。と思いつつも処分を考えますよね。

昔なら兄弟、近所におさがりは当たり前でした。
でも今どきは子どもも少なく、近所づきあいもすくないですからね。

 

そんな困りごとにフォーカスしたと言えるプロジェクトでしょう。

全国7都市のライオン特設会場内にて、「おさがりチャリティー活動」を実施いたします。全国 7 都市(東京、大阪、福岡など)の特設会場に「おさがりBOX」を設置して、衣服をお預かりします。

いらない服は、イベント会場へ持ち込むようですね。

 

ナノックス

このおさがり、ライオンのナノックスで洗うから安心してね♪
と、ちゃんと自社製品が使われてます。

これは昔だったら、ナノックスで洗濯して誰かにあげよう!
的なプロモーションになっていたはずです。

でもこれがすごいのは、その後までもプロモーションにしています。
人の行動を考えると、面倒なことも代行してくれてるわけですね。

子ども服 →  ゆずる相手を探す → ゆずる
子ども服 → ナノックスで洗う → ゆずってあげる

 

このように、人の行動のなかに、自社製品をいれる。
いれるついでに、面倒な譲り相手のマッチングもしてあげると。

 

おさがり専科

おさがり専科は、クリーニング専科というクリーニング店のなかのサービスの1つですね。
ライオンとのプロモーションのためにつくったサービスでしょう。

これ、ライオンが自社ですべてやらないのが素晴らしいですね。
いくらライオンが大きくても、クリーニング部隊をいきなり作るのは非効率。

だったら既存のプロと組むことで、高水準なクリーニングもできるんですね。

クリーニング専科の方は、「全品クリーニング済みの古着屋さん」となっています。

ということは・・・

 

無料で仕入れができる古着屋。
クリーニング済みでキレイな古着屋。
って感じでしょうか。

 

チャリティー

どうやら、いい物は店頭で売っちゃう。
でも普通のもの、もしくは売れなかったのはチャリティーへ?

おさがりプロジェクトを通して集められた衣類は、洗浄し、「認定NPO法人 日本救援衣料センター」等を通じて、国内外で衣服を着ていただける方々にお渡しします。

 

なるほど。
詳細なビジネスモデルはわかりませんが、うまく流れができてますね。

 

使えるけど使い道がない子ども服。
売れるのはメルカリで売っちゃう?あげちゃう?

面倒だったら、おさがりプロジェクトへ。

 

おさがり専科は、売れそうなのは売ってみる。
売れないのは、チャリティーにしちゃう。

こんな感じでしょうか。

 

最後にチャリティーがあると、循環がキレイにまとまりますね。

 

 

まとめ

需要をつくる!のは難しい。
でも新しい需要をちゃんと把握することが大切。

そして自社ですべてやろうとしない。
適切なパートナーと組むことも大切。

 

 

 

 

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